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末っ子が生まれたとき、長男と長女にたくさんの絵本を読み聞かせていました。
その中でも、今でも心に残っているのが『おこだでませんように』と『ちょっとだけ』です。
当時の私は、長男をよく怒ってしまっていました。
そんなときに出会った『おこだでませんように』。
読みながら、長男にも私には見えていない気持ちがあるのかもしれないと、ハッとさせられたのを覚えています。
一方、長女はお姉ちゃんになることを楽しみにしていました。
でも、いざ弟が生まれると、ママをとられたように感じたのか、わがままになることも増えました。
そんな長女に読んだのが『ちょっとだけ』。
絵本を読みながら、私自身も涙が止まりませんでした。
子どもなりに感じている寂しさや、うまく言葉にできない気持ち。
大人が思っている以上に、子どもはいろいろなことを考え、我慢しているのかもしれません。
絵本は、子どもの気持ちに気づくきっかけをくれるもの。
そして、親自身も自分の関わり方を振り返るきっかけになるものだと感じています。
今回は、そんな私の経験から、子どもの気持ちに寄り添い、親子で一緒に考えるきっかけになる絵本を8冊紹介します。
1. 『おこだでませんように』
作:くすのきしげのり/絵:石井聖岳
怒られてばかりいる男の子の気持ちを描いた絵本です。
大人から見ると困った行動でも、子どもには子どもなりの理由や、伝えられない思いがあるのかもしれません。
私自身、この絵本を読んで、長男の本当の気持ちに気づかされたような気がしました。
つい怒ってしまう日が続いたときこそ、読んでほしい一冊。
子どもの行動だけを見るのではなく、その奥にある気持ちにも目を向けたい。そんなことを考えさせてくれます。
こんな親子におすすめ
- つい子どもを怒ってしまうことが多い
- 子どもの気持ちをもっと理解したい
- 子育てに少し疲れを感じている
2. 『ぼくはなきました』
作:くすのきしげのり/絵:石井聖岳
自分のよいところが見つからず、悩む子どもの気持ちを描いた絵本です。
友達にはいいところがあるのに、自分には何もない。
そんなふうに感じた経験は、大人にもあるのではないでしょうか。
この絵本は、自分と誰かを比べるのではなく、一人ひとりに違ったよさがあることを考えるきっかけになります。
子どもが自分に自信を持てないときや、友達と自分を比べて落ち込んでいるときに、一緒に読みたい一冊です。
読み終わったあとには、「自分のいいところって何だろう?」と親子で話してみるのもよさそうです。
3. 『ええところ』
作:くすのきしげのり/絵:ふるしょうようこ
自分にはいいところがないと思っている女の子が、友達とのやりとりを通して、自分のよさに気づいていくお話です。
自分のことは、意外と自分ではわからないもの。
でも、誰かが見つけてくれた小さな長所が、自信につながることもありますよね。
子どものよいところを見つけて、言葉にして伝えることの大切さを感じられる絵本です。
「もっと頑張ってほしい」と思うことはあっても、まずは今のその子のよさを認めてあげたい。
そんな気持ちにさせてくれます。
4. 『あなたがとってもかわいい』
作・絵:みやにしたつや
子どもの成長を見守る親の愛情が伝わってくる絵本です。
毎日一緒に過ごしていると、つい目の前の家事や育児に追われてしまうこともあります。
言うことを聞いてくれなかったり、何度注意しても同じことを繰り返したり。
そんな日には、子どものかわいらしさや、ただそこにいてくれることの愛おしさを忘れそうになることも。
この絵本は、子どもへの愛情をあらためて感じたいときに手に取りたい一冊です。
忙しい毎日の中でも、ぎゅっと抱きしめたり、「大好きだよ」と伝えたりする時間を大切にしたいですね。
5. 『ちょっとだけ』
作:瀧村有子/絵:鈴木永子
赤ちゃんが生まれてお姉ちゃんになった、なっちゃんのお話です。
ママは赤ちゃんのお世話で大忙し。
なっちゃんは、自分で服を着たり、牛乳を入れたり、髪を結んだりと、いろいろなことを自分で頑張るようになります。
でも、本当は甘えたい気持ちもあって……。
この絵本を長女と一緒に読んだとき、私も涙が止まりませんでした。
長女はお姉ちゃんになることを楽しみにしていたけれど、弟が生まれてからは、寂しい思いもしていたのかもしれません。
「もうお姉ちゃんなんだから」と、つい言ってしまいそうになることもあります。
でも、お姉ちゃんになっても、まだまだ甘えたい子どもなんですよね。
きょうだいが生まれた家庭はもちろん、子どもが我慢しているように感じるときにも、親子で読んでほしい一冊です。
6. 『いいこってどんなこ?』
作:ジーン・モデシット/絵:ロビン・スポワート
「いい子って、どんな子だろう?」
そんなことを考えるきっかけになる絵本です。
親としては、素直でいてほしい、優しい子になってほしい、約束を守ってほしい……と、いろいろな願いがあります。
でも、子どもは親の期待に応えようとして、無理をしてしまうこともあるのかもしれません。
この絵本を通して考えたいのは、いい子でいることと、ありのままの自分でいること。
失敗しても、泣いても、思いどおりにできなくても、子どもが安心して自分の気持ちを出せることは大切ですよね。
親にとっても、子どもへの接し方を見つめ直すきっかけになる一冊です。
7. 『あなたがだいすき』
作:鈴木まもる
子どもへのまっすぐな愛情が伝わってくる絵本です。
子どもにとって、親から愛されていると感じられることは、大きな安心につながります。
毎日「早くして」「片づけて」と注意することが多くなってしまうと、愛情を伝える言葉が少なくなってしまうこともありますよね。
そんなときに、親子でゆっくり読みたい一冊。
寝る前の読み聞かせにもぴったりです。
絵本を読み終わったら、子どもを抱きしめて「大好きだよ」と伝えてみるのもいいですね。
8. 『ともだちや』
作:内田麟太郎/絵:降矢なな
キツネが「ともだちや」を始めるところから物語が展開していきます。
友達をお金で買うような関係は、本当の友達といえるのでしょうか。
お話を楽しみながら、友達とはどんな存在なのか、相手とどのように関わっていけばいいのかを考えられる絵本です。
子どもが成長するにつれて、友達関係の悩みも少しずつ増えていきます。
親がすぐに答えを教えるのではなく、絵本を通して一緒に考えてみるのもよい方法だと思います。
「本当の友達って、どんな友達だと思う?」
そんな問いかけから、子どもの気持ちや考えを聞いてみるのもおすすめです。
まとめ|絵本を通して、子どもの気持ちに気づきたい
今回紹介した8冊は、子どもの気持ちや個性、親子の愛情、友達との関わりについて考えるきっかけになる絵本です。
私自身、末っ子が生まれたころに『おこだでませんように』や『ちょっとだけ』を読んだことで、長男や長女の気持ちに思いを巡らせるようになりました。
もちろん、絵本を読んだからといって、毎日優しいママでいられるわけではありません。
今でも、余裕がなくなってしまう日はあります。
それでも、子どもの行動だけを見るのではなく、「本当はどんな気持ちなんだろう?」と立ち止まって考えることは大切にしたいと思っています。
子どもが話してくれない気持ちも、絵本を読んでいるときなら、ふと聞けることがあるかもしれません。
親子で同じお話を読みながら、感じたことを話してみる。
そんな時間が、子どもの心に寄り添うきっかけになったらうれしいです。
気になる絵本があれば、ぜひ親子で手に取ってみてくださいね。
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